犬の散歩中のトイレ事情。なぜアメリカは日本ほど苦情がないの?

3/23/2018

▶ 犬との暮らし

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先日アンディ達の散歩から戻ってきて、ふと玄関の手前にあるガーデンエリアを見たら、大きな大きな犬の「ブツ」がありました。ガーデンエリアと言ってもうちはまだ何も植えていないので、枯れた松の木の葉っぱが敷き詰められているんです。茶色に同化して気づかれないフリをしていたこのブツを、速攻でpoopバッグに入れて捨てました。それにしてもアイツ、絶対にうちの子のじゃないんです。まずうちの子達はここに入ったこともないし、何よりヤツはデカかった!!そこそこ大型犬のものに違いないのですよ。

そう考えると、誰かが犬の散歩中犬にうちのフロントヤード内を歩かせて、ここでフンをさせたということになります。前も話したように脱走犬の可能性もゼロじゃないけど、そんなしょっちゅうは起こらないしね。昔別の家に住んでいた時、うちのフロントヤードの歩道沿いに誰かのブツがころ~んと落ちていたことはあったけど、こんな内側まで攻めてきたのは始めてです。この場所が歩道から離れているのですごくビックリしてしまいました。 脱走犬のお話はこちら→アメリカで犬と散歩する時に危険な事。散歩に持って行く物3つとは?


↓このくらい離れてるよ。


「フン」を持ち帰るのは日本でもアメリカでも犬オーナーの中では当たり前として定着していますが、日本では犬の散歩中の「おしっこ」が問題になっていると言う記事を見ました。塀におしっこをされると他の犬もどんどんそこでおしっこするようになるから迷惑だと。それじゃあと犬の飼い主さんもボトルに水を入れて水で流す。だけどそれではおしっこの範囲を水で広げているだけで、綺麗になっていない。だから犬のトイレは家の中(もしくは庭)でさせてお散歩中にはできるだけおしっこをさせないのが正解だ。という風潮なのかな?アメリカでももちろん、住宅地内を歩く時誰かの家の庭におしっこをさせないようにするのはマナーです。だけどアメリカでは日本ほど問題になっておらず、散歩中に排泄させないという決まりや風潮がありません。なぜならアメリカと日本は以下の事が違うから。

  • 州、市、住宅地で管理している芝生がある
  • 日本ほど犬を散歩させていない

まずどこにでもある芝生。これは誰かの家のフロントヤードではなくて、歩道脇にある芝生のことです。これがアメリカはどこへ行ってもあります。例えば、グーグルマップでアメリカの、そうですね、適当にカンザスあたりをズームアップしてみます。


そして住宅地のあたりで、ストリートビューにしてみるとこの通り。道路の両脇に芝生があります。


こういう芝生がどこにでもあることで、犬のトイレをめぐる近隣住人とのトラブルがだいぶなくなっているんだと思います。


そしてもう一つの「日本ほど犬を散歩させていない」件。これはカリフォルニアやニューヨークなどの、意識が高い人が多い、ドッグウォーカーが仕事として成り立つような大きな都市の話ではなく、田舎町の話です。まず、アメリカの一軒家には普通フェンス付きのバックヤードがあります。そこで排泄させたり自由に走らせたりするだけで、お散歩に行かないという家も少なくないと思っています。犬と一緒に暮らすファミリーはとても多い。近所の人8割ぐらいそうなんじゃないの?っていうくらい。犬の声が聞こえたり、バックヤードにいることからそれがわかるわけなんですが、もし全員が毎日犬の散歩をしていたら確実にお散歩をしている人にたくさん会うはずなのですが、(特に夕方!)散歩中に見かけるのはせいぜい1匹、2匹。過去5箇所アメリカの別々の場所に住んだ経験からそう思います。それを裏付けるこんな記事を発見→【米国発】連載コラボ企画!第4回目:犬と朝の散歩


やっぱり!というわけで、以上2点があるゆえにアメリカでは犬の散歩のトイレマナーが日本ほど苦情を言われないわけなのです。どこにでも芝生があるのは良い事だけど、犬に散歩が必要という認識は日本の方が高いと思います。アメリカもある一部では日本より動物愛護に関して意識が高いけれど(例えば犬猫が欲しければアダプトするということは田舎都会関係なく知れ渡っていて一般的)、こういったある部分では日本の方が良識があるなと感じます。日本のトイレ問題の場合は、場所によってコンクリートが多いから、とても難しい問題ですね。


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