友達が欲しいな。海外で友達を作るのって難しい。

3/26/2018

▶ アメリカ生活

t f B! P L
海外に住んで10年、ある時から友達を積極的に作ることをやめました。それは無理にグループに入って自分の知らない話を聞いているより、一人で好きなことをしている方が楽しいと気づいたから。そしてそれにつきあってくれる3匹がいたから。(犬と旅の話はこちら)



アメリカに来たばかりの頃、ここノースカロライナの田舎では一人日本人とつながると芋づる式に日本人の知り合いが増えていき、気づいたらいくつかのグループに顔を出すようになっていました。そのうちの8割は小さな子供がいる人達で、会話の内容が「子供、夫、主婦のあれこれ」だったりすると、なんだか居心地が悪かった。まだ結婚したばかりだった私は、東京で働いていた時の同僚、友人との会話とのギャップに正直落胆していました。


あれはどこで誰と行ったパーティだったかも思い出せないんだけど、夕方から始まるポットラックで、じゃあ皆そろったしご飯でも、となった時、そこにいる10人ほどの全員が子供のお世話をし始めて、私、先に食べていいの?と気まずかった思い出があります。でもみんな既婚者だし、子供もいるから、会話の中心は「家族のこと」になるよね、しょうがない。そう思ったし、一人になる勇気もなかった。


そしてジョージアに引っ越して、今度はたくさんの人と知り合うのをやめて、中の良い日本人の友達が集まる一つのグループとだけ付き合っていました。みんな子供がいて子供連れで参加が多かったけど、会話が「主婦」ではなく、独身に帰ったような付き合いができて楽しかった。その中の一人とは北フロリダ中のアンティークモールめぐりをしたりして、本当に楽しかったです。


だけど、カリフォルニアに引っ越してそれも全部やめました。友達を積極的に作る気もなかったし、グループで付き合うつもりもなかった。当時は仕事、学校、不妊治療とすごく忙しかったし、それにもう全員子供がいる中、子供中心の会話の中に一人でいたくなかった。あんな思いをもうしたくなかった。


だから、自然と知り合って二人で遊ぶようになった人とだけ付き合った。子供がいる人や、未婚者や、新婚の友達もいた。国籍も年齢もバラバラだった。職場で知り合ったアメリカ人の女の子は、私と趣味や価値観が似ていて一緒にいて楽しかった。当時働いていたお店のマネージャーが、同じメーカーの形の違うブラックジーンズたちをディスプレイテーブルに並べて、全部「同じブラック」に見える言ったところ、私と彼女だけが「違いますよ、これは赤みのあるブラックで、これは濃いネイビーよりの黒で、」と言ったのを思い出します。(←めんどくさい部下w)こんな細かいことは普通誰も気にしないから、同じことにこだわる人がいるのかと嬉しかった。


↓その彼女とは山へ行ったりハイキングに行ったりもしました。


そして今またノースカロライナに帰ってきて、この地に友達ゼロ。どこへ行けば日本人が集まるのか知ってるけど、もう芋づる式に知り合いを増やしたくはないので行く気はない。もし、偶然どこかで誰かと知り合って友達になることができたら、個人的には付き合いたいけれど。


この前も書いた、近所に住むシーズーxビションフリーゼのミックス、ジャックス君の飼い主さんとは友達になりたかったなぁ。お散歩で会うようになってから、いつでもうちにいるからおいでよって言ってくれたんだけど、最近お散歩で見かけないし、4月か5月には地元のコネチカットだったかどこかそこらへんに引っ越すって言ってたからな。。。


↓ボクのお友達も募集中だよ。


友達は欲しいけど、誰でもいいわけじゃなくて、家族構成関係なしに趣味の合う友達が欲しいです。グループで集まってランチとかじゃなくて、一緒に子供や犬を連れてハイキングに行けるような友達が欲しいです。いつか出会えるといいな、そんな友達に。

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