普段どれほどポジティブな言葉を人にかけているだろうか。
今はもう慣れたし自分も言うんだけれど、アメリカ人は積極的に人を褒める人が多い。誰かが素敵な靴をはいていたら「その靴良いね」って言うし、それは大人同士でも、子供に対してでも、子供同士でも言い合う。とてもポジティブな習慣だと思う。
はたまた、仕事場ではポジティブな言い回しで子供達と会話することが推奨されている。例えば、「Do not run.」と言わずに「You can walk inside.」とかね。
大人になって叱られることも怒られることもなくなると、子供の気持ちを忘れがちで、だけどこれは身をもって今体験しているから言えるんだけど、否定されてばかりだとかなりモチベーションがさがる。それは大人でも子供でも同じだと思う。
というのも、私の上司がかなりダメ出しばかりする人なのだ。会話における「サンドウィッチ*」という術を知ってるはずなのに、朝出勤して開口一番「昨日のあれはダメだった」「あなたはこれを治さなければいけない」「忘れるな」と続く。(*サンドウィッチ...ネガティブな事を相手に伝える時は、ポジティブ・ネガティブ・ポジティブと良い事で挟んであげると相手が受け入れやすい)
大阪のおばちゃんみたいな?、次の瞬間にはゲラゲラ笑って後に引きずらないので悪い人じゃないんだけど、とにかく彼女がこっちを見ていると何を言われるかと思ってビクビクしてしまうのだ。
もし私が子供達を否定ばかりしていたら、きっと子供達も同じ気持ちになるんだろうね。だから出来るだけポジティブに、それに良い行いをしたらちゃんと褒める。そしてさらにと始めたのが、私が毎週金曜日に、子供達が今週どんな良い行いをしたかをみんなの前で伝えること。月曜日から木曜日まで、子供達全員の行動の良かったことをメモしておくのです。
これを初めてから、子供達が以前より明らかに言うことを聞いてくれるようになったし、信頼関係もできた気がします。みんな名前を呼ばれてどんな行動が良かったか言われると、嬉しそうにニコニコします。
でもね、もしかして、みんなそんなに期待もしてないのかな?と思って、忙しかったということもあって先週は発表会をやらなかったのです。
そしたらある男の子がやってきて、
「あれどうして今日はやらないの?」
と聞いてきました。「今週はちょっと忙しくてできなかったけど、来週やるからね。、、、あれ、言われるの好きだった?」と聞いたら、「うん。」と言うのです。これは嬉しかったなー。ああ、やって良かったんだ、と。
それにその数日後、別の女の子から
「ねえ、あのリストはどこにあるの?」
と聞かれました。「あれは今車の中にあるんだけど、今週はやるからね。もうあなたがどんな良い事をしたかも書いてあるよ。」って言ったら、これまた嬉しそうにニコッとして、私が「あれ言われるの好き?」って聞いたら、笑顔で「うん」と頷いた。
人はみんな褒められたいんだよね。大人も子供も同じ。自分のいったいどこが良かったのか、具体的に言ってもらうことで理解も出来るし自分を理解してもらえてるんだって信頼も生まれる。
ちなみに今日の上司との話し合いで、いかに私が会社から出されている問題集(全15冊)を終わらせていないか、後2ヶ月で終わらせられなかったらクビもありえるという話をされる中、
「でも。あなたはハードワーカーだし、キッズはあなたを好きだし、あなたはとても良くやってくれているからあなたを助けたい。どうしたら問題集を終わらせられるか一緒に考えよう。」
と言ってくれた。
もうね、こういう風に言われると、やっぱり嬉しいしモチベーションもあがるよね。で、会社がきちんと時間を与えてるにもかかわらず終わりに出来ないのは私の責任なので仕事外時間でやるという話で落ち着いた。後9冊もあるんだけど、、、
本当にクビになるかもしれないw
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