ロビンちゃんの最期のはなし、もう少し続きます。
2025年1月4日、アポクリン腺癌で亡くなった我が家の愛犬ロビンちゃん。今日はご飯のはなしです。
末期がんで食欲が無い時、どうするか?強制給餌?自然に任せる?これってものすごく悩むテーマだと思うんです。
だってご飯を食べないと死んでしまう。だけどどうしても生きて欲しいから食べて欲しい、でも食べてくれない、でも死んで欲しくない、、、。簡単には選べません。
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手作りご飯を食べなくなり、最期の2か月間食べてたご飯。オリジン、オーストラリアのWOOF、日本製癌療法食のいぬこころ。とくにWOOFは良く食べた |
強制給餌か見守るかは、死をどのように受けとめるかって問題と関係してると思います。
死後の世界はなく、無になると思えば死は怖いものです。反対に死後にも世界はあり、魂と肉体は別だと考えると、死に対する恐怖は少し和らぎます。
私はロビンちゃんを失うのが怖かったから、死後の世界について書かれた本をたくさん読みました。
そうしていくうちに、ロビンちゃんの魂は別次元に帰るんだって思うようになって、そしたら自然の摂理とか死もなんとなく受け入れられるようになっていったんです。
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2024年は、うちの子達のために、ペット薬膳のクラスに参加しました。 |
ロビンちゃんが亡くなる半月ぐらい前からちょっとしか食べなくなってしまった時に、ものすごく辛いけどロビンちゃんの意思を尊重して無理に食べさせない選択をしました。
本当は食べて欲しかったし、無理にでも食べさせたかった。食べなければ死期が早まるだけだから。。。
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最後の試験で提出した、ロビンちゃん(火のタイプ)のためのレシピ。苦み食材のレタス、ごぼう、クチナシの実がポイント |
でも、、、後どれぐらい生きるか、それは私が決められることじゃないんだなと思ったんです。そんな中で、ロビンちゃんの意思に耳を傾けることが私にできることなのかなって。
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亡くなる2週間前だったけど、これは食べてくれました |
そんな気持ちを後押ししてくれたのが、Youtubeで見た人間の緩和ケアをしている医師達の言葉です。(まだまだ、犬の看取りについて話す獣医さんは少ない)
患者さんは食べたくない、食べられない。だけど家族は、食べない患者さんにどうにか食べて欲しいと願う。それを聞いて、犬は人間の言葉をしゃべれないけど同じ気持ちなんじゃないかな?って思いました。
それに対して緩和ケアの医師達は、食べられるもの(アイスクリームとかゼリーとか)をちょっと食べるだけでも良い、って言ってたんです。
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最期はジャクソンと一緒に寝てることも多かった。寄り添うことで安心できたのかな。 |
むしろそうやって、本人の意思に寄り添うことで亡くなる過程を自然にしてあげることが良いんじゃないかって。そうすることで、穏やかに最期を迎えられるって。
なんかそれを聞いて私は、この考え方良いなって納得してしまいました。
結果、ロビンちゃんは最期苦しむ様子もなく穏やかに旅立てたのかなと思っています。それがご飯のおかげだって言う根拠はないけどね。
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いつだってカメラ目線のロビンちゃん |
癌末期でなかなか思うようにご飯を食べてくれなくて悩んだけど、その経験を通して、ロビンちゃんは私に死と向き合い自然の摂理を抗わず受け入れるきっかけをくれたと思っています。
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