アポクリン腺癌になってしまった我が家のシーズー、14歳のロビンちゃん。
今日は、2024年11月に行われた山梨でのシーズーイベントの写真と一緒に、緩和ケアの2か月間の記録を残したいと思います。
ロビンちゃん14歳(上)とジャクソン16歳 |
2023年6月に手術してから1年と5か月、そこそこ元気に過ごしてきました。ごはんも食べてたし、再発なんてしないんじゃないかって思ってたんです。
だけど2024年8月に複数の転移が見つかり、9月、10月とレントゲンで様子を見ていたけど腫瘍が徐々に大きくなってきてしまいました。
そして11月に突然ご飯を食べなくなって病院に行くと、「転移が多くてレントゲンに映ってないものもあるかもしれない。高齢で手術のリスクもあるし、手術後免疫力がガクッと下がって、一気に癌が増えたケースも見てきたので、、、」
そう先生に言われて、緩和ケアで最期苦しまないように見送るという選択をしました。この時から週3回の点滴生活が始まります。内容は主に吐き気止め、鎮静剤やビタミン剤など。
圧巻!のシーズー達。みんなで写真撮影タイム |
でもね、この時はまだ全然諦めてなくて。実は、(先生諦めないでもっとポジティブな案出してよ!)と思っちゃってました。
ロビンとジャクソンはかかりつけの動物病院だけじゃなく、東洋医学ケアの動物病院にも月一でお世話になっていたので、そちらの先生にも状況を伝えると、やっぱりかかりつけの先生と同じ答えで。
勝手だけど、両親や友達が「まだ大丈夫だよ!」なんて声をかけてくれて救われた気持ちになったり。すぐには心が切り替えられなかったです。
いつもの手作り薬膳ごはんを食べなくなったので、友達が持ってきてくれたたくさんのフードサンプル&おやつを試しました。オリジンやアカナのカリカリを食べてくれたので、よし、カリカリ食べるんだな!と思って、オリジンと、犬心の癌療法食を買ってミックスしてみました。
なぜか、フードボウルに入れるよりコングに詰めてあげると食べてくれたりして。
それも1週間ぐらいしか続かずで、11月はササミジャーキーとか肉系のおやつばっかり食べていました。最初は、(栄養が!カロリーが!食べさせなきゃ!)なんて思ってたけど、先生にも、友達にも、
「ロビンちゃんが食べられるもの、食べたいものを食べたい量あげるんでいいんだよ」
と言われて、確かにそうだなと思い、でも毎日、(今日は食べてくれるかな?)と心配ばかりしていました。ジャクソンみたいに、ふやかしてペースト状にしたカリカリごはんを口に入れてみたけど、嫌がって震えてしまったので、それはやめました。
レジーナリゾート富士Suites&Spaに宿泊 |
こんな日が続いて、私の心も徐々にロビンの変化を受け入れるように。もっとロビンの気持ちを聞いてあげなきゃって、自分の気持ちばかり押し付けてることに気づいたんです。
おやつの中で、特に好きだったのがママクックのフリーズドライむね肉のレバーミックス。それなら一度に袋半分ぐらい食べられちゃう。そうだ!それなら、フリーズドライのフードを探してみよう!と思いついて、見つけたのがWOOFというオーストラリアのフリーズドライフード。
12月10日に初めて楽天で購入した履歴が残っていました。これが結構気に入ってくれたみたいで、しばらくは一日の目標カロリーの6~8割ぐらい食べてくれました。
ジャクソンは呼ぶとこの角度ばかり見るのでもうこっちから撮ることに |
この頃になると体重も少しずつ落ちてきてしまい、最初7キロだったのに12月半ばには5.6キロぐらいに。運動量もかなり少なくなって、11月終わりぐらいからは外は歩きたがらなかったので、ジャクソンと一緒にペットストローラーお散歩生活でした。
12月20日ごろからさらに食欲が落ちていき、クリスマスから年末にかけてはフリーズドライフードもおやつも少しだけ、そして大好きな生のブロッコリーの芯とか、ニンジンをちょっと食べたりしてました。
この時はまだジャクソンの方が早くいなくなると思って、ジャクソンの写真ばかり撮ってた |
そして迎えた新年。一緒に迎えられたことが嬉しくて、こんな状況だけど細く長くもう数か月生きてくれるんじゃないかと思ってしまった。
お部屋も素敵でご飯もおいしく良い思い出になりました |
だけど元旦から水しか口にしなくなり、二日に実家に行った時にブロッコリーをもらって少し食べて、、、
三日の朝、バタンバタンと身を起こしては倒れてを繰り返している気配で目が覚めました。見たら後ろ足がまったく力が入らない状態で、おもらしもしていて。外に連れて行っても、立てない。足を広げておしっこの態勢をとらせて、なんとか、点滴が落ちるようにちょっと出しました。
きっと、これが最期の時なんだろう、、、そう思いました。今日かもしれない、明日かもしれない、そんな気がしました。
11月の最初の時点ではまだすぐには亡くならないと思ってあきらめていなかった。そしてロビンが徐々に食べられなくなっていく様子を見て、自分の気持ちも変わっていきました。最期は精一杯ロビンの好きなように過ごせるサポートをしようと決めた時点で、この時がくることを受け入れていたんだと思います。
そして2025年1月4日、朝10時頃から手を突っ張って背中を大きくのけぞり始め、目もどこかを見つめた状態で。きっと今からお空に帰るんだ、そう思いました。
それからずっとそばで身体をなでたり、口が乾かないように湿ったタオルで濡らしてあげました。時々ハアハアとしたけど、苦しそうには見えなかった。ほとんどの時間、硬直して一点を見つめていました。
2回ほど、クゥーン、クゥーンと鳴いただけで、とても穏やかで。午後3時、抱っこして優しくブラシで毛をとかしてあげていたら、舌をだらっと出した状態でハアハアしてから、ロビンは天国へ行きました。
ありがとうロビンちゃん、大好きよ。 |
最期はワオーンと鳴くという話も聞いたのですが、ロビンは本当に穏やかで静かに、私の腕の中で最期を迎えました。もどしたりおしっこやうんちを漏らしたりもせず。すごく静かに、きれいに、、、。
次は、ロビンがなくなった後の気持ちについて語りたいと思います。
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