歳をとってからでも遅くない?犬の脳の活性化を真剣に考える

10/22/2018

■犬と暮らす/思うこと・脳や体のこと

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サイコロジートゥデイというアメリカのサイトの、Building a Better Brain for Your Dogという記事によると、犬の脳は与えられた経験によって大きくも能率的にも成長するらしい。ここらへんは当たり前というか、そりゃそうだろう、という感じもするけれど、普段「うちはシーズーだからブリード的にあまり頭がよろしくないんですのよ、オホホ」と潜在的に思っている人もいるかもしれない。(私か?)



たしかに犬種によって得意不得意や身体能力の差はあるとは思う。でも普段から脳を使いまくっているシーズーと小さな小屋でボーっと過ごしてばかりのシェパードでは、きっとそのシーズーの方が頭がキレるんじゃないかと思うのです。多分。



同記事によると、1940年代にカナダのサイコロジストが行った実験により、ねずみでもケージで過ごすだけの子と、人間の部屋で自由に走り回ったり探索させた子だと、後者の方が知能が高くなったことが判明したそうです。のちにそれが犬でも証明され、「脳をアクティブにする体験」が頭の回転の速さ・理解力だけでなく、不安やストレスを感じにくい脳を作るという事が明らかになりました。さらに朗報なのが、子犬だけじゃなくて成犬以降でもこういった体験が脳の機能低下の防止を助けると言うではないですか。つまり、老犬がいつまでも若々しくいるためには普段から脳への刺激をたくさん与えることが大事で、何歳で始めても効果があるというわけですね。



とは言っても、もうすぐ11歳になるアンディ、数年前からおもちゃにはほとんど興味を示さなくなりました。私がジャクソンと引っ張りっこ、ロビンとボールフェッチで遊んでいる最中も隣でボーっと座っていることが多い。時々気分を盛り上げて遊びに誘うこともあるけれど(私が)、このエネルギーを毎日出すのは、キツイ。散歩、知育トイ、ご飯以外に何か普段から脳を刺激させる機会を与えられないかな。。。



その1、ドッグパーク

そこで思いついたのがドッグパーク。ラッキーなことに、歩いて行ける距離に2つあるんです。今まではたまーにしか来なかったけど、普段の散歩に取り入れてみたらいいんじゃない?


昔、みんなが小さかった頃は社会化のひとつとして結構連れて来ていたドッグパーク。でもここ数年はなるべく他の犬がいない時に、たまにしか行かなくなりました。道端で迷い犬にアタックされた経験から、他にたくさん犬がいる時は何か起こったらと私が不安になってしまうんです。ジャクソンは気が弱い上に目も見えにくいしね。



その点近所のドッグパークは時間帯によってはほとんど犬がいない!もちろん他の犬達や飼い主さんと出会うことで、さらにたくさんの刺激がもらえるだろうけれど※、普段の散歩道以上に他の犬の匂いがたくさんあるドッグパークは、誰もいなくてもきっと脳をアクティブにしてくれるはず。(※アンディは怖がりじゃないので良い刺激になると思うけど、ジャクソンに関しては刺激=ストレスになるかもしれないので個々にあった刺激レベルを考えないとなんです)



↓笑顔で走るジャクソンと追いかけるロビン


そんなわけで、誰もいないパークでもどんな時に脳が刺激を受けて、活性化/発達するのかを考えてみました。



  1. 他の犬のマーキングなどの匂いをかいだ時(刺激)
  2. 人や食べ物、小動物などの匂いをかいだ時(刺激)
  3. 走って手足をコントロールしている時(情報処理/運動能力の発達)
  4. 飼い主や兄弟犬を探したり状況を観察する時(洞察)
  5. 暑くて日陰を探す時、さらに土や砂を掘るなど(問題解決)
  6. のどが渇いて水のみ場を探す時(問題解決)



ざっと考えてみただけでも6つ。こういう一人遊びに加えて、待てや来いの練習をしたりおもちゃで遊んだらさらに楽しい経験になること間違いなしです。



ジャクソンとロビンは追いかけっこしたりして(特に走るの大好きなロビン)楽しそうにしているのがわかるけど、じゃあアンディは??



アンディだって脳に良い刺激を受けているはず!だってこんなにヨダレが出てるんだもん。


こちらのサイト「みんなのペットライフ」によると、


    ” 唾液の分泌は、脳が指令を出して行います。食後などリラックスした状態では「副交感神経」と呼ばれる神経が優位になり、水っぽい唾液がたくさん出て消化を助けます。反対に、興奮した状態では「交感神経」と呼ばれる神経が優位になり、粘性の高い唾液が分泌されます。

    犬のよだれに関するお悩みで「ドッグランに行くと愛犬が大量のよだれを出す」と心配される方がいらっしゃるようです。「固唾を呑む」「生唾を飲み込む」など、唾が多いときは緊張状態にあることを指す慣用句が多いように、過度の緊張のせいというネガティブな意見もあるようですが、必ずしもそうとは限りません。犬が大好きなドッグランに興奮したり、ドッグランの自然いっぱいの環境でリラックスしているのかもしれません。”


とのこと。よだれには病気の場合、ストレスの場合、刺激を受けて興奮した場合といろいろ種類があると思うんですが、昔からアンディは他の犬の匂いをかぐと(多分興奮で)よだれが出ます。その時ハアハアとパンティングするわけでもなく落ち着いた様子なので、「エキサイティングな体験=興奮=脳への良い刺激=よだれ」と思っています。



よだれをたらすまでの刺激はなかなか普段のお散歩(いつもと同じエリア)や家での遊びでは与えられないので、ドッグパークはかなり良いかも!



その2、何かを壊す、取り出す

先に書いたとおり、シニアになってからアンディがおもちゃで遊ぶことはほとんどなくなってしまいました。ごくごくたまに、ひっぱりっこやおもちゃを投げてフェッチをしますが、すぐ飽きてやめてしまう。う~ん、アンディが好きなことで脳を刺激する何か良い方法ないかなぁ~。えーと、アンディは知育トイが好き。おやつ探しも好き、頭を使うことが好き。。。そうだ、穴があいたぬいぐるみの綿を出して遊ばせてみよう!(私が与えて、見ている時にの話です)



↓ロビンも綿出しが好き♪


これが結構アタリで、しばらく綿出しに夢中になって遊んでくれました。終わったらまた綿を集めて、出しにくいようにぬいぐるみをしばって穴の開いた部分をふさぎ気味にするとさらにヨシ。これで遊ぶことでどんな時に脳に刺激を受けているのか考えてみると、



  1. どこから綿が出てくるのかを探す時(問題解決)
  2. 口や手をコントロールしている時(細かい運動能力の発達)
  3. 綿を噛んだ時(刺激)
  4. 集中している時(集中力の向上)



などが思いつきました。他にも口を使うことで顎の強化もあるし、とりあえず私が見ている間ならこの綿出しはお手ごろな遊びになりそうです。そして全部出し終わったらちゃんと?ほめて、楽しい&嬉しいという刺激もプラス。ええ、上の写真のように散らかされてもほめますヨ(笑)あ、さらにこれ、賢い飼い主さんと犬なら出した綿を集めさせる(犬に仕事を与えてさらにアクティブに)ということも出来ますね!いつかぬいぐるみの中に小さなぬいぐるみが入っていて取り出して遊ぶタイプのおもちゃを買ってみようかな~。



こんな感じで、自分の日常に無理なくくわえられる刺激体験を考えてみました。あまり大変なのだと、こっちも続かないしね。もちろん今後ドッグパークが近くにない場所へ引っ越したら出来なくなるわけですが、そしたらまた新たに何か考えようと思います。



最後に、刺激を受けたり情報を得る(散歩など)だけではなく、考えて行動させること(問題を解決させる遊び、スポーツ、トリックを覚えるなど)もバランス良くすることがより脳の活性化につながるのではないかと思いました。目指すゾ健康な20歳!!

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2017年8月号のいぬのきもちに搭載していただきました。

その時のブログ記事はこちら

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