クラスメイトのタバサムに元気をもらう

11/22/2016

▶ アメリカでカレッジに通う

t f B! P L

先日、学校のクラスメイトであるタバサムの家に行ってきた。


彼女はクラスでグループワークをするメンバーのひとりで、この日はもうひとりのメンバーであるレイラと一緒にディナーを食べながら課題を仕上げようということになっていた。


タバサム夫婦はバングラデシュから来た移民一世で、旦那さんは私達が通うカレッジの教授でもある。仕事終わりに行ってみると、私と夫では頑張っても住めないだろうなーと思える立派な家からタバサムが迎えてくれた。レイラもちょうど来たところだった。


タバサムは、とーっても陽気で一緒にいるとなんだか楽しくなってくるそんな女性。クラスでも、


「私のことはAwesomeタバサムと呼んでちょうだい」


と始めに言ってのけた明るい彼女。


レイラは、アメリカ人なのにと言ったらなんだけど、ちょっと控えめで日本人のように空気を読むところがある。そんな二人のやり取りを聞いているだけでおかしいし、居心地が良いなと感じる。良かった、このメンバーで。


さっそくタバサムが用意してくれたベジタリアンバングラデシュディナーを頂くことに。


レイラは健康を意識してもう7年ほどベジタリアンなんだとか。
手前のはモヤシと豆腐の炒め物。ご飯が二種類と、卵とポテトの煮物、カリフラワー、そして私はサーモンのキッシュ。バングラディシュ料理はお隣インドと似ているのか、スパイスの効いたとってもおいしい料理でした。


その後三人でパネルに書く文章を考えつつ、近々結婚&引越するレイラの話やタバサムのめちゃくちゃ美人な子供達とお話したりして夜遅くまでお邪魔してしまったのでした。


以前、タバサムとクラスが終わった後に話してた時のこと。
確か、来年のスプリングセメスターは何か取るの?って話してたんだったかな。彼女は、


「私はもう若くないから、今からまた教師になろうとは思わないの。だから、チャイルド・ディベロップメント・アシスタントティーチャーのコースで資格を取って、デイケアやキンダー、プリスクールで働けたらいいなと思ってる。子供達もいるし、家族もいるから以前みたいにフルタイムで働きたいとは思わないの。」


と言っていた。彼女は自国にいた時に10年近く小学校の先生をしていたらしい。だけどバングラデシュで取った大学の単位は、アメリカでは有効にはならなかった。思えば私のジョージア時代の日本人の友人は、日本の短大での単位をトランスファーできたのであっさりユニバーシティに入学できていた。それが国が違うとこうも違うものなのか。


それに、タバサム達がアメリカに来たのがちょうど9.11があった後。
イスラム教の彼女達は当時就職にも苦労したという話をしてくれた。


「今でこそ苗字や出身国で差別してはいけない風潮だけど、あの当時はそんなことなくて」


と言っていた。
ここでは、日本人というネームバリューはかなり有効である。
ちなみに私の職場のディレクターは日本に行ったこともあり、日本人贔屓だ。それで私を雇ってくれたような気もする。それに同僚のマリルはキティちゃんが大好きで、この前もイーベイで「キャラクターの描き方」なる本を日本から取り寄せていた。彼女曰く、「日本はスペシャル」だそう。



ただ、アジア人を下に見る人も多くいるのがアメリカ。そんな中時々落ち込んでいたけれど、もっと大変な思いをしている人もいるんだと気づいた。タバサムは本当に明るくてそんな苦労をまったく見せないけれど。タバサムは私達が取っているこのクラスの教授の、別のクラスを来学期取ると言っていた。それはチャイルド・ディベロップメント・アシスタントティーチャーコースの必修クラスのひとつ。


「じゃあ、私も来学期同じクラス取ろうかな。」


そう言った私に、一緒に取りましょうよ!と言ってくれた。これがコースの内容よと見せてくれたパンフレットには、タバサムが目指すコースの他にさらに上のコースもあった。いわゆる「Vocational Training course」というカレッジ内の職業に特化したコースだ。


今までカレッジを修了する事を目標としていた私にとって、後5クラス取れば修了できるコースは自分にもできるんじゃないかと思える現実的なゴールだった。


途方にくれるほど長い道のりであるカレッジ卒業で精神的に余裕がなかった私に、なんだか光がさした気持ちになった。その帰り道、私はとっても晴れた気分で家に帰った。


タバサム、ありがとう!




↓以前のクラスのお話はこちらから。↓

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